どどめ色の謎。

2003年11月25日
そういえばこの間忍者屋敷にてちょっとした疑問が生じた。前々から思っていたことではあるのだけれど、たくさんの人がいたから聞いてみたことがある。

『どどめ色ってどんな色なの?』

そのときその場にいた人は誰一人正確な答えを出すことができなかった。そしてその後僕は独自に調査(調査?)をして遂にどどめ色というものをつきとめた。

なんと「どどめ」とは桑の実、あるいはガマズミの実の別名であるというのだ。クワはクワ科、ガマズミはスイカズラ科の植物で、ともに小さな果実をつける。そしてその果実の色は、どちらも黒み、または赤みがかかった紫色。ちなみに関東北部では特に熟しきって黒っぽくなった桑の実を指して「どどめ」と呼ぶというらしい。

つまり「どどめ色」とは、熟しきった桑の実のような黒紫、または赤紫を指した色名である可能性が高いのだ。さらに「どどめ」を漢字に直すと「土留め」つまり土砂崩れを防ぐための堤防を指す。この土留めに植える木の中にクワの木があり、それが特徴的な紫の実をつけるので、

桑の実色→どどめ色

になったと考えられるのだ。

そしてついに「マルベリー」という色があることを発見。マルベリー(mulberry)=桑の実である。汚い色、ネガティヴな色の代名詞として親しまれ(蔑まれ?)てきた「どどめ色」

その正体は熟した桑の実からイメージされた深く美しい紫色であった。

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ちゃんちゃん。以上、ちょっとしたトリビアでした。ちなみに某所からところどころ文を引用したりもしてます。補足トリビアでした。

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